最近読んだ本(6〜8月らへん)
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ
- 作者: 唐木元
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: Kindle版
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元ナタリー編集長による文章の指南書。Webのライターをやっている筆者らしく「より多くの人に伝わる、読んでもらえる文章をどう書くか」という観点で、文章全体を構成するテクニックから細かい日本語の使い方まで網羅されていて勉強になった。ブログを書くのはもちろん、プレゼン資料の作成など様々な場面でノウハウを活かせると思う。
自分は割と文章の体裁には気を使っているつもりだったんだけど、「文頭一語目に読点を入れるのは変」とか結構ギクッとする点が多かった。日常生活で「お前の日本語のここが変」みたいに指摘をもらえることはまず無いので、こうした文章についての本を読むと学びが多かった。
作品づくりが上達するRAW現像読本
作品づくりが上達するRAW現像読本 〜Lightroom CC/6で写真編集力アップ! (玄光社MOOK)
- 作者: 澤村徹
- 出版社/メーカー: 玄光社
- 発売日: 2016/01/21
- メディア: ムック
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Lightroomの入門書的な一冊。今まで現像作業では露出や色温度など基本的な事しかやってなかったので、もう少し踏み込んだ使い方を知るために購入した。こういう作品に仕上げたいときはこの機能を使おう、みたいに目的ベースで学べる構成で覚えやすかった。
赤城写真機診療所
- 作者: 赤城耕一
- 出版社/メーカー: 玄光社
- 発売日: 2017/02/20
- メディア: ムック
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カメラマニアのうんちくを居酒屋で延々と聞かされているような感じ(良い意味で)。
趣味に限らずインターネットで情報を調べてると自分の興味・知識範囲から離れた分野に触れる事が少ないけど、この本は自分が全く興味を持ってなかったカメラメーカーや、いわゆるクラシックカメラの話も多く載っていて知見が深まった。財布の紐を締めておかないと危ないかもしれない。
採用基準
- 作者: 伊賀泰代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スタートアップな会社にいて採用に関わる事もあり、色々思うところがあったので手に取った。が、内容は採用云々というより筆者が採用担当をしていたマッキンゼーにおいて必要とされていた人物像(=リーダーシップのある人物)がどんなものかというのが主で、リーダーシップ論的な話だった。自分はより採用にフォーカスした話を期待していたのでちょっと違った感。そういえばこの筆者がちきりんの中の人だというのを今更知った。
Deep Work
大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法
- 作者: カル・ニューポート,門田美鈴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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流行っていたので一応読んだ。正直うーむ・・・という感じ。流行りに乗ってTwitterアプリ消したり、色んなSlackチャンネルからleaveしている人がいっぱいいたけど、結局ブラウザから見れたり抜け道はいくらでもあるし、かえって見る必要がある時に困るだけじゃ・・・と思ってしまった。
とはいえ時間を浪費しづらい環境構築は大事なので、以下だけ習慣づけるようにしてる。
- SNSやSlackを見ていい時間を決める
- 自分は作業時間を1時間単位にして、45分集中・15分自由休憩を繰り返すようにしてる
- 通知をカスタマイズして大事な連絡だけiPhoneで受け取る
- PC上にPushが来るとかなり集中を削がれるので、基本的にPCクライアントは閉じておく(削除はしない)
- 重要な通知だけiPhoneのPush通知で受け取って、返答が必要なときはPCアプリを開く
インターネットを好きに見ていい時間を決める方法は気持ち次第なので難しい。だけどインターネットコンテンツへのアクセスをわざと不便にして集中しようって手法はいくらでも抜け道があるので、とにかく強い意志を持つ事と、Pushで強制的に集中を切らされる事をなるべく無くそう、という方法が一番いい気がしてる。
仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか
仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか (幻冬舎新書)
- 作者: 相原孝夫
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: 新書
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会社に必要なのは「やる気のある人」より「機嫌の良い人」<仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか>相原孝夫 - 幻冬舎plus
本のタイトルよりこの記事のタイトルが気になって読んだ。
- 変化がめまぐるしい現代社会において、仕事の楽しさ・やりがいなどをモチベーションの原動力にして働くのは難しい
- モチベーションの高い(意識が高い)人ほど周りを心理的不安な状況にしたり、思うように評価されないと不機嫌を撒き散らしがち
という話で、それに対して心理的安全性やポジティブな雰囲気がいかに生産性を高めるか、実際に行われた研究のデータに基づき説明されていた。ここら辺に関しては色々思うところがあったので読んでよかった。
いま世界の哲学者が考えていること
- 作者: 岡本裕一朗
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最近哲学に興味を持ってウェブの記事を漁っていたので、本でも勉強してみようと思い購入。
結果、全くの初心者には難しすぎて半分くらい読んでやめた。Amazonの紹介では割と一般向けな内容に見えたけど、前提知識が足りなさすぎて一瞬で眠くなってしまった。表題通りこの本では現代哲学の話が書かれており、世界史で習ったマルクス主義とか昔の話しか知らないとついていけなかった。もっと優しい哲学の本無いのかよ・・・とか言ってたら奥さんからソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙がよいという話を聞いて次はこれを読む予定。めっちゃ分厚くて今年中に読み終わるか怪しいけど。
めぞん一刻 (1)
- 作者: 高橋留美子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/06/28
- メディア: Kindle版
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自分と同じ名前の「そういちろうさん」なる登場人物がいると色んな人からよく言われるので、読んでみたところ犬だった。
#iOSDC Japan 2017に登壇してきました
週末に開催されたiOSDC Japan 2017にて、幸運にもレギュラーセッションで話す機会が得られたのでスピーカーとして参加させてもらいました。
発表内容
今回はちょうど業務でアプリのエラーログ収集周りをあれこれする機会があったので、「サポート効率を上げるログ収集環境の構築」というタイトルで取り組んだことを発表しました。資料は以下で公開しています。
参加してみて
去年のiOSDCは一般枠で参加していて、発表側としては今回が初めてでした。
自分の発表に関してはタイトルも内容も地味め、かつ最終日の最後に発表でこれ人来るのか・・・とか不安にも感じていましたが、結果立ち見が出るほど聴講者の方に集まって頂けて、終了後に「こういうトピックはあまり見かけないので聞けてよかった」と言ってくださる方もいて、とにかく発表してよかったという感じでした。
他の参加者の方もブログに書いてるのを見ましたが、参加者とスピーカーの距離が近く感じられたのがとても良かったように思います。Ask the speakersコーナーで気になった発表者にも気軽に質問できたし、自分の発表後も興味を持って聞きに来てくれた方がいて、それがきっかけで今度勉強会を開催してそこに発表者で参加させてもらうことになりました。カンファレンスは発表だけでなく交流も重要な要素なので、こうした場が提供されているのはとてもありがたい事でした。
(ただ初日の懇親会チケットを入手してなかったり、休憩時間をあまり有効活用できず話せずじまいだった人が多くて反省・・・)
また今回は去年より更にカンファレンススタッフの運営力を感じられた気がします。個人的には色々ちゃんとしてなくて破茶滅茶なイベントの方が祭りっぽさを感じてしまうんですが、2日間ものすごくスムーズに運営されていて終始イベントを楽しむ事に集中できました。
今年はカンファレンスアプリのPush通知でお知らせが受け取れるのもすごく便利でしたね。これすごく良かったです(普通にネームカード忘れかけてた)
運営の皆様お疲れ様でした、そして来年も楽しみにしてます。
Amazonゴールドカードの年会費を安くするためにマイペイすリボを登録してはいけない
- メディア: Financial Product
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Amazon Mastercardゴールドは10800円の年会費が必要になるが、Amazon Primeが自動付帯され、更にWeb明細書の利用や「マイペイすリボ」という三井住友のリボ払いサービスに加入すれば実質年会費が数百円になる。
Amazonゴールドカードの損益分岐点を調べたら有利だったので申し込んだ結果
元々Amazonで頻繁に生活用品を買っていたので、年会費がほぼタダならと思いポイント高還元のゴールドカードに去年切り替えた。しかしつい先日になってこのマイペイすリボの罠に気づいた。
リボ払い設定によって全ての決済が一括払いになる(ように見える)
マイペイすリボは、予め設定しておいた金額以上の決済をすると自動的にあふれた額を翌月の支払いに繰り越してくれるというサービス。例えば初期設定の3万円を超えて10万円の買い物をしたら、7万円は来月以降の支払いになる。
年会費割引が欲しいだけでリボ払い不要な人は、この設定額をカードの上限額とかにすれば勝手に支払いがリボ払いになることはない。もちろんリボ払い手数料もかからないので、普通のクレジット支払いをしながら年会費割引が受けられる。
実は全ての決済がリボ払いになっている
自分も設定額を変更し、全ての支払いは一括払いで手数料も取られず便利に使ってた。しかし先日とあるローン審査を出すことがあり、その際に未申告の銀行借り入れが存在すると指摘されてしまった。 全く身に覚えがないので各カード会社のマイページを確認していると、なぜか来月のカード支払い明細がこんな風に表示されていた。
こんな感じで少額の決済も全て区分が「リボ払い」と表示されていた。これ、なぜか当月や過去の明細書では支払い区分が空欄で、たまたま翌月の明細を見て気づいた。分かりづらい・・・
サポートデスクに問い合わせたところ、
- 設定したリボ払い金額未満の決済は一括払いになり、リボ払い手数料は発生しない
- しかし支払い区分としては一括払いではなくリボ払いをした事になる
- リボ払いの履歴は当然割賦支払の履歴として残る
- つまり信用情報機関に登録されているっぽい
とのことだった。
どうやら知らないうちに信用情報にキズが付いていたらしい。もっとも支払延滞ではないからキズってほどじゃないだろうし、ローン等を組む時にちゃんと申告すればいいのかもしれないけど。ただ、これを知らずに何ヶ月、何年もリボ払いでカード支払いを続けると信用情報どうなるんだろ・・・って心配もある。信用情報周りはブラックボックスでいまいち何がどう作用するか確信が持てない。こんな風に不安を感じながら使うなら年会費払ったほうがマシだし、問い合わせついでにマイペいすリボは解除してもらった。
まとめ
- マイペイすリボは、加入した時点で設定額に関わらず全ての決済がリボ払いになる
- 少額の決済でも割賦支払の履歴が信用情報に登録されてしまうので、ローン等を組む予定がある人は注意
- 色々不安な人は大人しく年会費払いましょう
Firebase Hostingで手軽に個人サイトをSSL・HTTP/2対応した
自分の個人サイトとして公開していたhorimisli.meをGitHub PagesからFirebase Hostingに切り替えた。ついでに個人サイト兼ブログとしてエントリも置けるようにした。過去にはてなブログからJekyllに移行したことがあって、その時の資産を使っている。その関係で過去の名残の記事が置かれてる。
Firebase Hostingはとにかく簡単・そして実質無料で運用可能なところ(10GB/monthの転送量までは無料)が良かった。せっかく新しいものに触ったので何か書こうかと思ったけど、Firebase Hosting | Firebaseの公式ドキュメントがとても親切に書かれているし、ハマる余地もないくらい少ない作業でサイトが公開でき何も書くことなかった。独自ドメイン設定も一瞬で終わってすぐSSL+HTTP/2化される。便利。
近頃SSL対応をしないはてなブログを見限りMediumや自前Hostingに移行するのが流行っている気がする。自分はというと完全に引越すつもりはなく、しばらく両方運用していくつもりでいる。もともと個人サイトでブログも書けるようにした経緯は、SSL云々の話というより最近はてなやQiitaで技術的なアウトプットをしづらい感じがして、もっと気軽に書ける別の場所が欲しいなと思ったからだった。とはいえはてなの方が書く事に関するあれやこれやが整ってて快適だったり、より多くの読者にリーチしやすいとかメリットは沢山ある。全部一箇所に書けると一番良いけど、まぁ用途によって書く場所を変えるのもアリじゃないだろうか。