MacのFinder機能をCUIから操作する

ちょっと前にMBP Retinaを手に入れて色々弄ってたら、 Finderが無限クラッシュして立ち上がらない状態になってしまった。

OSの再インストールをするのも面倒だし、いまは各Finder機能をコマンドから操作して我慢してる。普段あまり馴染みのない操作が多いので、備忘録も兼ねて機能別にまとめてみる。

ファイルを開く

Finderが無いとアイコンのダブルクリックもできないので、ファイルをアプリで開く場合はopenコマンドを使う。例えばダウンロードしたdmgファイルを展開して.appを開く時はこんな感じ。

✘  open Downloads/Firefox\ 27.0.1.dmg
# アプリを開く
✘ open /Volumes/Firefox/Firefox.app

dmgマウントはhdiutilを使ってもいいんだけど、openコマンドの方が操作がシンプル。ファイル関係はこのコマンドでほぼまかなえる。

Quicklook

✘ qlmanage -p image.jpg

画面共有

これもopenコマンドでいけるらしい。知らなかった。

✘ open vnc://192.168.1.100/

デフォルトコマンドではできない事

こんな感じでデフォルトのコマンドで大抵の操作はできるんだけど、どうしても厳しいのもあった。

ファイルの詳細情報を見る

Finderでファイルを選んでcommand+iした時に見れる内容。普通にコマンドでやろうとするとけっこう難しい。

brew install osxutils しておくとfileinfoというコマンドが入り、手軽にファイル情報を見れるようになる。

✘ fileinfo Duke3D.png                                                                                                                                                   [~/Desktop]
     Name: "Duke3D.png"
     Path: "Duke3D.png"
     Kind:  File
     Size:  364.0 KB (369647 bytes)
    Forks:  Data (369647 bytes), Resource (0 bytes)

     Type: ""
  Creator: ""
    Label:  None
    Flags:

  Created:  3 15, 2014 at 17:41:08 GMT+9
 Modified:  3 15, 2014 at 17:41:08 GMT+9
 Accessed:  3 15, 2014 at 17:41:08 GMT+9
Attr. Mod:  3 15, 2014 at 17:41:11 GMT+9

           Read Write Exec
    Owner:  [*]  [*]  [ ]
    Group:  [*]  [ ]  [ ]
   Others:  [*]  [ ]  [ ]

osxutilsには他にも地味便利なコマンドが付いてくる。 vasi/osxutils

ChromeへのUserScriptインストール

最近のChromeでは.user.jsファイルを一旦ダウンロードし、chrome://extensions ページへD&Dしなければインストール出来ない。さすがにこれはFinderが無いとどうにもできないけど、TampermonkeyというChrome拡張があればブラウザ上で簡単にインストールできるようになる。

Chrome ウェブストア - Tampermonkey

結論

今のところ日常生活で使う機能に関してはCUIでまかなえている。調べた限り唯一(?)コマンド操作できないのがAirDropで、これに関しては我慢するしかなさそう。今ファイル共有はDropboxBitTorrent Syncで事足りてるから、困りはしないんだけど。

でもやっぱりファイル操作にFinderが使えないのは不便。つらい。