写真の編集管理をPhotos.app+iCloudからLightroom+Google Photosに移行した

写真環境ってどれも決め手に欠けて試行錯誤が続いてたんですが、年末に編集ソフトをLightroomクラウドストレージにGoogle Photosという構成に移行したらいい感じでした。

現在とこれまでの構成はこんな感じ。

  • 現在
    • 編集ソフト:Adobe Lightroom (980円/月)
    • ストレージ:Google Photos (無料枠)
      • RAWデータのバックアップ用に3.5インチHDD(1TB)を2台
  • これまで
    • 編集ソフト:macOSのPhotos.app
    • ストレージ:iCloud (1TBの1,300円/月)

PhotosとiCloudの組み合わせも便利だったんですが、カメラでたくさん写真を撮る場合は今の構成が一番フィットしてるなーという感じ。以下所感です。

写真データのバックアップはある程度割り切ると良い

今までiCloudを使ってた1番の理由はRAWデータが保存できるからでした。元データはきちんと安全に保存しておきたい性分なのと、RAWをimportすれば現像なしで別デバイスに同期できるところを重宝してました。

でもここ2年くらいで写真を撮るペースも増え、1TBの容量も窮屈になってきました。2TBプランもあるけどさすがに2,500円/月は高いなぁ・・・と思い移行する事に。今はRAWのクラウド保存は諦め、一度Lightroomに取り込んで書き出したものをGoogle Photosにバックアップする一手間を挟んでいます。無料枠だとオリジナル画質で保存できないけど、引き伸ばして見ることも無いし今のところ不満はないです。

RAWのバックアップは原始的にHDD複数台を利用。今は3TBのHDDでも1万円を切るのでiCloudを1年使うよりも安上がりです。HDD複数台へのデータコピーはCarbon Copy Clonerでやってて、これを使うと一定期間おきに差分データだけバックアップするのを自動化してくれて便利。

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クラウドに全て預ければ災害でデータを失うことも防げるけど、その確率と投資するお金を考えると今のゆるいやり方で十分かなという感じがしてます。(むしろ浮いた金で保険に加入した方が良いかも)

写真を整理する煩わしさから解放される

昔は写真は自分で好きなように整理したい欲があったんですが、もう諦めました。写真の量が増えれば増えるほど手作業が苦しくなり、今はGoogle Photosに任せっきりです。自分でアルバムを作るのは特別なイベントの時だけになりました。

特に最近は猫を撮りまくっているので検索を重宝してます。人間ならPhotosでも顔認識で写真の絞り込みができるけど、動物は対象外だしね...。

旅行の写真ならいいんですが、日常の写真ってアルバム分類が難しい事が多いので、写ってるものや時間・場所で見たい写真を探すってフローは理にかなってますね。

LightroomのFlagを活用して写真の塩漬けを回避

RAWをimportすると即写真が同期されるPhotosと違い、今の構成だと写真を書き出さないと別端末に同期できません。めんどくさがって書き出しをサボってると、SNSにアップしたい時に写真がPCにしか無かった!みたいな事になったり、写真がお蔵入り状態になりがち。

それを防ぐのにLightroomのFlag機能が便利。自分の場合写真をimportしたらその場で現像処理はせず、Flagを付けて写真の選別だけ済ませます(左上についてる旗がそれ)。選別といっても明らかなミスショットを省く位の感覚で、写真を次々選択しながらショートカットでFlagを付けていってます。

あとはFlaggedな写真を絞り込んで書き出し。Lightroomのexport用ディレクトリを用意し、そこに書き出した写真はGoogle Photos Uploaderが自動的にアップするようにしてます。細かい現像作業をしたければ、後からやって再度書き出してアップロード。Photosに比べてそこまで手間が増えた感もないです。

やっぱりLightroomの方が多機能で便利

PhotosはAppleが作っていてこれぞmacOSのユーザ体験だ!!って感じで手触り良いですが、どうも痒いところに手が届かない感があります。LightroomAdobe製品特有のさわり心地の硬さを感じるんですが、使い切れないくらい多機能で不満が出そうにもないです。

自分はVSCO Film Lightroom Presetsを買って使ってますが、こうした3rd partyから提供されたプリセットやPluginが使えるのも魅力の一つ。

まとめ

Lightroom+Google Photos(とHDD)による環境は写真をたくさん撮る人にすごくフィットした環境だと思います。

まだまだこれからクラウドストレージの低価格化や新しいサービスの登場で選択肢は増えてきそうですが、当面はこの構成で満足に運用していける気がしてます。