QuipでMarkdownドキュメントの作成管理をしはじめた
一つのツールで文章作成・管理をしたい
普段文章を書くときは、社内ドキュメント・ブログ・Qiita・メモいずれもMarkdown。だけど書くツールはAtomだったりKobitoだったりとバラバラ、保存する場所もバラバラだったので、いい加減同じツールで同じ場所に蓄積していきたいなーと思い、Quipというツールを試してみた。
Quip
日本では全く話題になっていないけど、創設者は初期のGoogle Maps開発、昔懐かしのFriendFeed立ち上げ、FacebookのCTOも務めたBret Taylor氏ということで前からうっすらとウォッチしていた。
しかし長らくiOSアプリのみという展開で、Macアプリ無いなら選択肢にならんなーと思っていた。ところが去年の夏頃これが出ていたらしく、使ってみたらとても良い感じ。
良いところ
Markdown記法にコードブロックもサポートされているので、技術的なドキュメントを書くのにも不自由なし。Mac・iOSクライアントのクォリティがとても高くて、PC・モバイルどちらからも文章編集がしやすい。ファイルの整理も簡単な操作でフォルダ分けできるようになっているので、必要な機能は全て揃っている。この記事もQuipで書いた。
Quipで特徴的なのが、Markdownで書いたらその場でRitchテキストのように整形して表示してくれる点。書いたMarkdownがその場でプレビュー表示されるような感覚。普通のMarkdownエディタは編集画面とプレビュー画面を行ったり来たりしないといけないのが面倒で、普段はほぼプレビューをしていなかった。Quipの場合編集しながらその場で簡易的にプレビューができて良い。
Quipのサイトにも書いてるけど、このツールは単なるMarkdownエディタじゃなく、社内などで複数人によるドキュメント共同編集を簡単にする事が主眼になってる。だからチャットとかコラボレーション機能が盛り沢山なんだけど、UIはとてもシンプルで一人で使う分にも邪魔な感じはしない。
最近の文章を書くワークフロー
そんなわけで、今は個人ブログ、社内ドキュメント、MTGの議事録、思いつきのメモも全てQuipに書き残すようにしてる。文章が固まってきたらMarkdown形式でExportし、あとはQiitaなりesaなり、はてなブログのエディタに貼り付けて公開。完了したものはフォルダに分類して整理するようにしてる。
画像貼り付けは各サービスのエディタ上でやらないといけないのは仕方ないんだけど、ちょっと不便。だけど一箇所にあらゆる文章を集約して管理しとくのは何かと便利。
他のエディタとくらべてみて
最近はQuiverとか話題になってて試してもみたけど、Cellという概念に慣れなかった(いつもMarkdownで書くと決まっているのに、毎回本文を書き始める際にMarkdownのCellを選択しないといけない)のと、Tagによる文章の分類に馴染めなかったためQuipに落ち着いた。あとは単純にQuiverよりQuipのUIがシンプルで好みだったというのもある。
まとめ
Markdownを書き溜めていく場所としてQuipが良さげという話でした。エディタ環境は定期的に目新しい物が出ては試して、あまり一つの環境を長く使ってこなかったけど、Quipはアプリケーションの出来とマルチプラットフォーム対応が秀逸なので長く腰を据えて使っていきそうな気がする。